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「大阪駅前ビル活性化計画作成調査プロジェクト」
 大阪駅前ビルは、駅前百貨店の建設、再開発の時期を契機に番号順に設立された開発であり、地下2階から地上2階までが飲食・物販、2階・3階が医院などの専門サービス業、主に4階以上がオフィスとなっている。
  飲食が優位にあり、これまでは近隣のビジネスマンの昼食とアフター5の需要が多く、比較的庶民的な店が集積しているが、近年、ダイヤモンド地下街側がリニューアル(ディアモール)によるブランドショップの集積、東西線北新地駅の開通による通貨交通量の発生に伴い、近隣の需要も大きく変化しており、店舗戦略の再構築が急務となっている。
  一方、梅田全体としては、JR駅ビルの建て替え、三越=伊勢丹の出店、阪急の高層化、梅田北ヤード地区の大開発など、かつて、駅前ビルがつくられた時に匹敵する大変動の時期を迎える。
  このような激動の時期を前に、駅前ビルとしても、交通流動や店舗戦略を踏まえて、あらためて活性化計画を策定する必要があり、また長期的には、ディアモール、マルビル、阪神などとも協力して、JR大阪駅南側への人の流れの誘導と、長期的計画に結びつけていく必要がある。また流動については、過去に、1995年(平成7年)と1999年(平成11年)に中小企業診断センターによる調査を行っているが、その後10年近く行われていず、以上のような前提条件の大きな変化が生じているので、これとの比較検討も行う必要がある。
  このようなことから、今回、大阪駅前ビル振興連合会の元に、第1ビル〜第4ビルの委員を選出し、大阪市立大学大学院創造都市研究科(第2ビル6階サテライト教室)が指導して、振興連合会が事務局とする大阪駅前ビル活性化計画作成調査プロジェクト委員会を設置し、(株)(1)大阪駅前ビルの交通流動調査、(2)店舗ヒアリング調査を踏まえて、(3)今後の活性化計画を策定・公開するプロジェクトを計画する。なお、現実の調査にあたっては、大阪駅前地区の地域マネジメントをおこなう市の第3セクターである(株)大阪市街地開発と、「大阪駅前ビル・ディアモール合同商業調査委員会」を作っておこなう予定である。


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