【老松西天満アートストリート構想】
について |
老松西天満は・・・都市再生の鍵であるアートをもった地域です
近年、都市を活性化しにぎわいをもたらすものとして、世界中の都市で、アートの効果が重要視されるようになってきています。
大阪市北区は、大阪市内でも、デザインやアート系の業種の半数近くが集積しているという注目すべき地域です。中でも、老松・西天満地域は、大阪では他に例のないアートの集積のある老松通り(古美術商、ギャラリーを合わせて80件程度があると推定されます)を中心とした地区をもち、アートを切り口とした都市活性化の可能性をもっとも秘めている地域といえるでしょう。 |
今は・・・キタの力が拡大する時期にきています
一方、21世紀初頭の現在、北区では、もともと西日本最大のターミナルである大阪・梅田駅を中心に阪急・阪神・JR等の立て替えや北ヤードプロジェクトなど、大規模開発が多数計画されており、衰退する地域が多い大阪の中にあって、例外的に「キタ」の力は拡大しつつあります。それに伴って、周辺の町に活性化の動きが多くでてきており、地域活性化のチャンスが到来しつつあります。 |
老松西天満は・・・東西を結ぶ表参道
このような中で、老松・西天満地域の動きはやや遅れていました。一方、東部の中心の一つである天神地域でも落語小屋の計画が進みつつあり、北区の2大中心である大阪駅前地域と天神地域を結ぶ中間にある老松・西天満地域に注目があつまっています。「老松町が大阪の発展のなかで初期のキタの中心であり天神の表参道であった」というということが改めて思い起こされます。老松・西天満地区は、大阪駅から歩いて天神に抜けられる位置にあり、アートをテーマにした街区のある、資源を沢山もった地域です。 |
今は・・・危機であると同時にチャンス
このような老松・西天満地域ですが、一方で、個性的な町並みが失われかけているという微妙な状況にあることも事実です。
いまは、キタ全体の活性化の波にのれるのか、あるいは個性的な町並みが失われるのか、大きなチャンスでもあると同時に危機にあり、地域が一丸となって、アートという個性を生かしてまちづくりをする重大な局面にさしかかっていると思われます。 |
アートストリート会議が・・・まずきっかけをつくります
そこで、このたび、老松・西天満地域の古美術・ギャラリー関係者も含めた有志で、町内横断的な組織「老松西天満アートストリート会議」を立ち上げ、町内会を中心として大学(大阪駅前第2ビルにある大阪市立大学創造都市研究科)などと協力しながら、老松・西天満地域を、アートをテーマとして活性化する様々な試みを展開してまいりたいと存じます。 |
関係各位におかれましては、老松・西天満をより良くしていくという地域の気持ちを結集し、構想にご賛同いただきますようお願いいたします。 |
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記:「老松西天満アートストリート構想」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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(1) |
(アートストリート祭りの企画・運営)老松西天満をアートで活性化するための総合的なアートイベントを企画・運営する。 |
(2) |
(アートストリートとしてのインフラ整備「天神表参道復活計画」)老松町などの街路を、梅田駅前から、天神までそぞろ歩きできる大人の町として、街路を整備する以下のような検討を行う。 |
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1)
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電柱の地中化。 |
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2)
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西天満4丁目〜1丁目の街路の統一的なイメージ造り。 |
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3)
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灯籠などの整備。 |
(3) |
(アートストリートとしてのプロモーション)「老松西天満アートストリート構想」のためのウェブサイトの立ち上げと運営。 |
(4) |
その他、アートをテーマとした老松西天満地域活性化の方策の検討と実行。 |
(5) |
こうした構想推進を行うための調査・研究を、大阪市立大学大学院・創造都市研究科の協力を得て、行う。
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1)
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財団法人大阪市北区商業活性化協会と大阪市立大学創造都市研究科の間の連携協定に基づき、地元町会および当会議より、「老松西天満アートストリート構想」の調査研究を申請し、立ち上げる。 |
2)
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上記(1)〜(4)についても、大阪市立大学大学院創造都市研究科との協力のもとに進める。特に研究成果を公表し、「アートストリート」としてプロモーションするウェブサイトを、地元商店会、「古美術商連合」とともに立ち上げる。(最終的には地域移管を予定)(大阪市立大学大学院・創造都市研究科・重点研究『創造都市を創造する』プロジェクトウェブサイト:アートストリート 参照) |
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⇒ 老松西天満アートストリート構想パンフレットダウンロード |